海外営業で求められるスキルが、現地の商談で活きない理由
国内で成果を出してきた担当者が、海外営業で求められるスキルを前にして言葉に詰まる場面があります。原因は語学力の不足ではありません。相手の反応を見ながら聞く順番を組み替える練習を積む機会が、そもそも用意されていないのです。
なぜ、海外の商談だけ手応えが薄いのか
頼ってきた手がかりが通じません
国内の商談では、相手の表情や間の取り方、質問の出方から、次に何を聞くべきかを自然に判断できます。長く現場に立つほど、この判断は速く正確になります。ところが海外の顧客を前にすると、その手がかりが働かなくなるのです。意思決定に誰が関わるのか、何をもって前向きな反応と見なせるのか。国内で身につけた読み方が、そのままでは当てはまらないためです。用意した説明を最後まで話しきったにもかかわらず、相手が何を懸念しているのか分からないまま面談が終わることもあります。担当者が「もっと語学を磨かなければ」と考えるのは自然ですが、現場でつまずいているのは言葉そのものよりも、相手の反応に合わせて聞く順番を組み替える動きの方だと言えます。
学んだ内容は使う前に薄れます
学んだ内容は、実際に使われないまま時間が経つと急速に薄れます。研修から1週間で70%、1カ月で87%を思い出せなくなるという調査結果があります(出典:Gartner)。海外の商談は国内より頻度が低く、渡航や時差の制約も重なるため、学んだ直後に試す機会そのものが限られています。
海外営業のスキルは、どこで身につくのか
海外営業で求められるスキルは、知識として覚えた時点では身につきません。相手の反応を受けて言い方を変え、その結果を次の対話に活かす往復を重ねて、はじめて状況に応じた対応が自分のものになります。必要なのは学習量よりも、声に出して試した回数なのです。
社内での練習は、相手が同僚である以上、こちらの意図をくみ取ってくれます。海外の顧客は前提知識も判断基準も異なり、想定した順番どおりには話が進みません。この差が埋まらないまま本番を迎えています。
時差や出張が重なる中では、上司や同僚と練習の時間を合わせること自体が簡単ではありません。一人でも本番に近い相手と繰り返し話せる場を用意できるかが、分かれ目になります。
業務シーンを1つ選ぶと、AIが顧客役を務めてあなたと1回の会話を行います。終了後、評価フィードバックを確認できます。
業務シーンを1つ選ぶと、AIが顧客役を務めてあなたと1回の会話を行います。終了後、評価フィードバックを確認できます。
試した回数が、そのまま対応力に変わります
回数制限のない対話練習
UMU AIロープレを活用することで、AIが海外の顧客役を担います。スマートフォンから回数の制限なく練習でき、相手のスケジュール調整も必要ありません。移動中や出張先のすき間時間に、同じ場面を納得がいくまで繰り返し試せるのが特徴です。
相手が変わるから、想定外にも慣れます
立場や性格を変えられるAI顧客
UMU AIロープレでは、役職や性格、懸念事項の異なる顧客像を設定できます。決裁を急ぐ相手、価格から入る相手、判断を持ち帰る相手といったタイプを切り替えながら練習できるため、想定していた順番どおりに進まない対話にも落ち着いて対応できるようになります。
一人の練習でも、直すべき点が分かります
対話直後の構造化された評価
練習が終わると、AIがその場でプロセス別のスコアと改善点を示します。どの段階で課題が残ったかを担当者自身が確認でき、次に何を直せばよいかを一人で判断できます。AIが担うのは反復練習と評価の統一までであり、目標設定や動機づけは引き続き上司の役割です。
練習の量を確保した企業の変化
体外診断分野のグローバル大手企業
体外診断分野のグローバル大手企業では、5名の研修担当者が1,500名の能力認定を担当し、認定は四半期に1回しか実施できませんでした(出典:導入企業へのヒアリング)。
そこでUMU AIロープレを活用し、5つの商談プロセスに沿った対話とその場での採点を、認定の一部に組み込みました。
その結果、認定は準備ができ次第受けられる形に変わり、認定通過者の実訪問における成約率が22.4%向上しました(出典:導入企業へのヒアリング)。
日本の大手外資系生命保険会社
日本の大手外資系生命保険会社では、新人育成が支社主導で行われ、指導方法も基準も支社ごとに異なっていました(出典:導入企業へのヒアリング)。
そこでUMU AIロープレを活用し、成約に至った受講者の練習記録を学習コンテンツとして組み込み、育成の流れを標準化しました。
その結果、3カ月後にはAIで練習したグループの提案数が30%増加し、標準化した育成を7,000超のアカウントへ拡大できました(出典:導入企業へのヒアリング)。