BtoB営業ツールの例で、商談の最中に効くものはどれですか
BtoB営業ツールの例を集めて一覧にすると、多くが商談の前と、商談の後に並びます。見込み客を洗い出す仕組みがあり、案件の進み具合を残す仕組みもあります。どれも欠かせない道具です。ところが、お客様と向き合っているその時間に効くものは、ほとんど挙がってこないのです。
並べた例は、商談のどこにあるでしょうか
例が集まるのは商談の前と後
BtoB営業ツールの例として挙がるものを、時間の流れで置き直してみます。商談の前にあたるのは、見込み客のリストづくり、名刺や連絡先の管理、メールの配信、問い合わせの受付、資料の共有です。商談の後にあたるのは、日報、案件の進捗管理、見積の作成、契約や請求の処理です。こうして分けてみると、どちらの側にも厚みがあります。一方で、お客様と実際に話しているその数十分を扱うものは、ほとんど列に加わりません。前後の道具を減らす必要はありません。いずれも業務に欠かせないものです。ここで指摘したいのは、分類してみると一か所だけ手薄になるという事実です。たとえば、担当者が訪問先の会議室で価格の話に入った瞬間、相手の表情が変わり、用意していた説明の順番を組み替えられないまま時間が過ぎることがあります。この数分間に何が起きたかは、どの道具にも残りません。つまり、道具が増えても、お客様と向き合っている時間に起きることは、担当者一人に委ねられたままなのです。
見て回れる人数には限りがあります
コンシューマーヘルスケア領域のグローバル大手企業では、研修担当者3名で200名の営業担当者を受け持っていました(出典:導入企業へのヒアリング)。資料は配られていたものの、それを声に出して説明する場は用意されていませんでした。この人数では、一人ひとりの商談の中身まで見て回ることは難しくなります。
例を採り入れる前に決めること
BtoB営業ツールの例としてまとめられているものは、他社の商談の形に合わせて選ばれた道具です。商材の単価が違えば、意思決定に関わる人の数も変わります。初回訪問から受注までの長さが違えば、必要な接点も変わります。同じ道具でも、そこで果たす役割は変わると言えます。
選ぶ順番は、道具からではありません。自社の商談で、どの場面が一番詰まっているのかを先に決めます。ヒアリングで本音を引き出せないのか、価格の話に入ると止まるのか。そこが決まって初めて、並べた例のどれを選べばよいかが決まります。
そのうえで、もう一度一覧を見直します。商談の前と後を埋める道具は、すぐに見つかります。では、お客様と向き合っているその場面を扱えるものは、手元の一覧にあるでしょうか。
業務シーンを1つ選ぶと、AIが顧客役を務めてあなたと1回の会話を行います。終了後、評価フィードバックを確認できます。
業務シーンを1つ選ぶと、AIが顧客役を務めてあなたと1回の会話を行います。終了後、評価フィードバックを確認できます。
自社の商談に出てくる相手を再現できます
顧客像と切り返しの設定
UMU AIロープレを活用することで、AIが顧客役を担います。役職や性格、気にしている点をこちらで決められ、価格への異議や競合比較といった切り返しもあらかじめ組み込めます。自社の商談で実際に出てくるやり取りを、そのまま練習の形にできます。
詰まる場面だけを、何度でも練習できます
時間制限つきの反復練習
ヒアリングで本音を引き出せない場面、価格の話に入ると止まる場面。詰まっている一場面を選び、そこだけを繰り返し練習できます。制限時間を設けられるため、限られた時間で何を先に伝えるかという判断も、その場で確かめられます。相手の予定を押さえる必要はありません。
商談の最中の様子が、データとして残ります
チーム全体の課題の可視化
練習が終わると、プロセスごとの評価と次に直す点を、その場で確認できます。マネージャーは、どの場面で誰がつまずいているのかをチーム単位で把握でき、1on1で具体的な話ができるようになります。AIが担うのは、反復練習と評価基準の統一という部分です。目標設定や動機づけは、引き続きマネージャーの役割です。
商談のその場を練習した企業の例
体外診断分野のグローバル大手企業
体外診断分野のグローバル大手企業では、5名の研修担当者が1,500名の営業担当者の育成と認定を担っていました(出典:導入企業へのヒアリング)。
そこでUMU AIロープレを活用し、自社で定めた5つの訪問プロセスに沿った模擬対話を練習できる体制を構築しました。
その結果、四半期に1回だった能力認定は随時受けられるようになり、認定通過者の実訪問における成約率も22.4%向上しています(出典:導入企業へのヒアリング)。
呼吸器領域のグローバル製薬企業
呼吸器領域のグローバル製薬企業では、製品知識の研修は整っていた一方、薬剤部門の責任者と診療科の責任者では話すべき内容も伝え方も異なることに気づきました(出典:導入企業へのヒアリング)。
そこでUMU AIロープレを活用し、顧客タイプごとに専用のAI顧客を設定しました。
これにより、現場に出る前に、それぞれの相手に合わせた対話を十分に練習できるようになりました(出典:導入企業へのヒアリング)。