法人営業のテレアポトークが、名乗った直後に切られる理由
「用意したテレアポトークを、そのまま読み上げているはずなのに……」法人営業の一次架電では、名乗った直後に「間に合っています」と返され、次の一言が出てこないという報告を、メンバーから受けたことはありませんか。架電の件数を積み増しても商談化率が動かないとすれば、そこには件数とは別の「理由」があるのです。
架電のどこで差が生まれるか
1本の架電で起きていること
法人営業のテレアポは、短い時間の中で4つの場面を通過します。最初は、受付の方に社名を伝え、担当部署へ取り次いでいただきます。次に、担当者が電話口に出てから十数秒で用件の輪郭を伝えます。そこで「今は間に合っています」と返されたときに、話を止めずに一歩進めます。最後に、次の打ち合わせを具体的な候補日まで落とし込みます。トークスクリプトに書かれているのは、多くの場合この4つの模範的な言い回しです。同じスクリプトを共有してもアポイント獲得率に開きが出るのは、どの場面に時間を使うかが相手の反応で変わるからだと言えます。そして、その開きがいちばん大きくなる場面は決まっています。
差が開くのは反論対応の場面
受付での取り次ぎ依頼と、用件を伝える最初の十数秒は、言い回しを決めておけば誰でも同じ水準に近づきます。日程の打診も同じです。ところが3つ目の反論対応だけは、相手が何を理由に断るかによって、次の一言が変わります。ここは文章として渡せず、声に出して試した回数がそのまま差になります。そしてこの場面こそ、社内のロープレでいちばん練習されていないところなのです。
反論対応の練習が進まない事情
社内のロープレでは、相手役の同僚が用意された断り文句を一度返して終わります。実際の架電で来る「担当が変わったばかりで」のような想定外の言い方までは再現されず、本番で初めて聞く断られ方に出くわしてしまうのが現実です。
だからこそ本番に近い反論対応は実地の指導で補うことになりますが、マネージャーが架電に同席できるのは1日に数本です。案件管理や会議の合間を縫っても、一人あたり週に1回まわってくればよいほうになってしまいます。
その数少ない指導も、「もう少し明るく」「食い気味に話さない」といった感覚的な助言で終わりがちです。どの一言で相手の関心が切れたのか、次の架電で何を変えればよいのかが分からないまま、メンバーは同じ言い方を繰り返します。
想定外の断られ方を、先に体験できます
毎回変わるAI顧客の断り方
メンバーは、想定していなかった断られ方に、本番より先に出会えます。UMU AIロープレではAIが法人の受付担当や現場の担当者を演じ、「間に合っている」「予算がない」といった反論を事前に設定できます。話し方によって相手の態度が変わるため、毎回同じ展開にはなりません。
順番待ちなしで、全員が練習に入れます
すき間時間に重ねる練習の回数
マネージャーの空き時間を待たずに、メンバーは自分のタイミングで練習を始められます。UMU AIロープレはスマートフォンから24時間利用でき、何人が同時に使っても順番待ちが起きません。移動中や架電の合間にも練習を挟めます。AIが担うのは反復練習と評価基準の統一までで、目標設定や動機づけは引き続きマネージャーの役割です。
どこでつまずいたか、その場で分かります
対話直後に出る場面別の採点
「もう少し明るく」で終わっていた振り返りが、練習のたびに具体的な指摘へ変わります。UMU AIロープレでは対話が終わった直後に、名乗り、用件の提示、反論対応、日程の打診という場面ごとの採点と、次に直す一言が表示されます。マネージャーは1on1の前に、各メンバーのつまずきをデータで確認できます。
少人数で大人数を育てるチーム
体外診断分野の大手企業
体外診断分野のグローバル大手企業では、5名の研修担当者が1,500名の営業担当者を支えており、能力認定は四半期に1回しか実施できませんでした(出典:導入企業へのヒアリング)。
そこでUMU AIロープレを活用し、企業が定めた5つの訪問プロセスに沿った模擬対話と即時のスコア表示を組み込み、認定を「日程調整を待つもの」から「準備ができたら受けられるもの」へ切り替えました。
その結果、認定を随時実施できるようになり、待ち時間が消えたことで、認定通過者の実訪問における成約率が22.4%向上しました(出典:導入企業へのヒアリング)。
日本の大手外資系生命保険会社
日本の大手外資系生命保険会社では、新人育成が支社ごとに進められ、指導の方法や基準が支社間で異なるため、育成の質にばらつきが生じていました(出典:導入企業へのヒアリング)。
そこでUMU AIロープレでOJTの一部を代替し、成約に至った受講者の練習記録を、次の新入社員向けの学習コンテンツへそのまま組み込む流れを整えました。
その結果、ABテストでUMUを使ったグループの顧客への提案数が3カ月で30%増加し、支社ごとの指導のばらつきに左右されない育成の土台ができました(出典:導入企業へのヒアリング)。