電話営業のトークスクリプトを覚えても、話せない理由
「渡されたトークスクリプトは頭に入っているのに、名乗った直後に『結構です』と言われると、その先が続かない……」電話営業のトークスクリプトを読み込んでも、ファーストコンタクトで相手の一言に流れを崩されると、次の質問が出てこないことはありませんか。台本を覚えられたかどうかとは別のところに、明確な「理由」があります。
台本を渡すだけでは足りません
スクリプトの6つの構成要素
実務で使える電話営業のトークスクリプトは、たいてい6つの要素で組み立てられています。名乗りと要件の提示、担当者への取り次ぎ依頼(受付での取り次ぎ)、相手の状況を確かめる質問、自社が役に立てる範囲の説明、次の面談の提案、そして断りへの切り返しです。前半の4つは、あらかじめ話す内容を決めておける要素です。最初の10秒で何の電話かを伝え、つないでほしい相手を伝え、相手の課題を推測ではなく言葉で確認していきます。一方、後半の2つは、相手の反応を受け取ってから初めて使う要素です。そのため、この6つが同じやり方で身につくわけではありません。
切り返しは台本で身につきません
前半の4つは、文言を用意して読み上げる練習でも精度が上がります。ところが後半の2つ、とりわけ断りへの切り返しは、相手がどの言葉でいつ断ってくるかによって、返す一言が変わります。「今は結構です」という反応と、「担当者が不在です」という反応では、次に置くべき質問がまったく違うのです。台本には模範解答が1つ書かれているだけで、相手の断り方に合わせて選び直す練習は、ほとんど設計されていません。電話営業を担当する方にとって、実行が最も難しいのはこの切り返しの部分です。
電話ロープレの設計が難しい点
社内のロープレでは、同僚が受付や担当者の役を担います。事情を知っている相手は、最初の10秒で会話を終わらせません。名乗った直後に切られる本番の緊張感を、練習で再現できていないのが現実です。
本番に近い緊張感を出すには、マネージャーが横で1件ずつ聞き取る形になります。この進め方では、一人が練習できる回数は週に数回が上限です。日中は電話をかける時間にあてるため、断られた場面を試せる機会は限られたままです。
その少ない練習のあとに返ってくる助言も、「もっと明るく」「早口を直そう」といった伝え方の指摘にとどまりがちです。どの一言で相手の関心が切れたのか、次にどの質問へ差し替えるのかは、はっきりしません。
断られた直後の一言を練習し直せます
電話特有の断りを再現するAI顧客
断られた直後にどう返すかを、失敗しても構わない場で何度でも試せます。UMU AIロープレを活用すると、「今は結構です」「担当者が不在です」といった断り方を、練習シナリオにあらかじめ組み込めます。AI顧客は返し方に応じて態度を変えるため、現場の担当者は同じ断りでも毎回違う展開を体験できるのが特徴です。
相手の予定を待たずに回数を増やせます
すき間時間に積める練習回数
練習の回数を、相手のスケジュール調整に左右されずに増やせます。UMU AIロープレでは、スマートフォンから回数の制限なく練習でき、移動中の短い時間も使えます。AIが担うのは反復練習と評価基準の統一という部分であり、目標設定や動機づけはマネージャーの役割です。
どの一言で関心が切れたか分かります
対話直後に受け取る改善の指針
練習が終わった直後に、どの場面で相手の関心が離れたのかが具体的に分かります。UMU AIロープレを使うと、名乗り、状況確認、面談の提案、切り返しといったプロセスごとの評価と、次に直す一言をその場で確認できます。感覚的だった振り返りが、次の一本で試せる行動に変わると言えます。
同じ基準で練習を回した組織
外資系の生命保険会社
日本国内の大手外資系生命保険会社では、新人育成が支社ごとに委ねられ、練習の質にばらつきがありました(出典:導入企業へのヒアリング)。
そこでUMU AIロープレを活用し、支社をまたいで同一のシナリオと評価基準で練習できる体制を整えました。拠点が分散しても評価のばらつきを抑えられる点は、電話営業のチームにも当てはまります。
その結果、対面のOJTと比べたABテストで、練習したグループの顧客への提案数が3カ月後に30%増加しました(出典:導入企業へのヒアリング)。
800名規模の医薬品企業
営業チーム800名超のバイオ医薬品企業では、代理店と社内営業が各地域に分散し、本部が渡せるのは研修資料だけでした(出典:導入企業へのヒアリング)。
そこでUMU AIロープレを導入し、800名が同じ訪問シナリオと評価基準で練習する形に切り替えました。
その結果、新任営業の早期戦力化期間が60日から30日に短縮されました(出典:導入企業へのヒアリング)。練習の基準をそろえたことが、立ち上がりの速さに表れたのです。